ホームページ制作を仕事にしている立場でこう書くのも妙な話ですが、個人事業主の全てにホームページが必要だとは思っていません。
要らない方に売っても、更新されないまま放置されて終わります。それはお互いにとって損です。この記事では、要るケースと要らないケースを分けて整理します。読み終えたときに「うちは要らないな」と判断できたなら、それでいいと考えています。
まず結論から
判断を分けるのは、たった一つです。
あなたを知らない人が、あなたを探すことがあるか。ないなら要りません。あるなら、そのとき何も出てこないのは機会損失です。
売上のほとんどが紹介と常連で回っていて、これ以上増やす気がないなら、ホームページは要りません。一方で、「新しいお客様に来てほしい」「取引先から信用を確かめられることがある」なら、話は変わります。
ホームページが要らない可能性が高いケース
次のいずれかに当てはまる方は、急いで作る必要はありません。
- 受注が飽和している:これ以上仕事を受けられない、断っている状態。集客の器を広げても意味がありません
- 元請けが固定している:一次請け・二次請けとして特定の会社から仕事が来る。取引先が増える予定もない
- 商圏が徒歩圏で、看板と口コミで足りている:地域の常連だけで成り立っている小さなお店
- 引退の時期が見えている:数年で畳む予定なら、回収できるだけの期間がありません
この場合、無理に作っても更新されず、古い情報が残るだけになります。情報が3年前で止まっているホームページは、無いより印象が悪いことがあります。
それでも「最低限の連絡先だけは載せておきたい」というのであれば、Googleビジネスプロフィールの登録で足ります。無料ですし、地図に出るぶん実用性もあります。
逆に、無いと確実に損をしているケース
次のどれかに当てはまるなら、機会を逃している可能性が高いです。
| 状況 | 何が起きているか |
|---|---|
| 紹介された人が、あなたを検索する | 何も出てこないと「本当に大丈夫か」と一度立ち止まられる |
| 相見積もりに呼ばれることがある | 他社にはあって自分にはない、という差がそのまま印象になる |
| 補助金・助成金・融資を使う予定がある | 事業の実態を示す資料を求められることがある |
| 採用したい・人を増やしたい | 応募者は必ず調べる。何も無い会社には応募しにくい |
| 単価を上げたい | 価格の根拠を説明する場所がないと、値段だけで比べられる |
特に紹介が主な受注経路の方こそ、ホームページの効き目があります。紹介は「あの人いいよ」と言われるところまでは進んでいて、あと一歩の確認だけが残っている状態です。そこで何も出てこないのは、一番もったいない止まり方です。事前に調べられる機会が多い士業・整骨院については、載せる内容の考え方を長野市の整骨院・士業事務所のホームページ制作のページにまとめています。
「SNSがあるから要らない」は半分正しい
InstagramやFacebookで発信している方は多く、実際それで十分に回っているケースもあります。ただ、性質が違うことは知っておいてください。
| 得意なこと | 苦手なこと | |
|---|---|---|
| SNS | 日々の様子を届ける。既存のお客様との接点 | 料金・場所・実績を後から探させる。検索で見つからない |
| ホームページ | 必要な情報を1か所に置く。検索で拾われる | 置いただけでは人が来ない |
SNSは流れていく情報、ホームページは置いておく情報です。料金表や施工実績を投稿しても、3か月後には誰も掘り返せません。「あの投稿どこだっけ」となった時点で問い合わせは止まります。
もう一つ。SNSのアカウントは借りている場所です。規約変更や凍結で、積み上げたものが一晩でなくなる可能性がゼロではありません。自分のドメインで持っているものだけが、確実に残ります。
1ページだけでも意味はある
「ちゃんとしたホームページ」を想像して、身構えてしまう方が多いです。10ページ、写真撮影、原稿。そこまで要りません。
個人事業主の場合、次の5つが載った1ページで、たいていの用は足ります。
- 何をしている人か(一行で)
- 対応できる範囲と、対応エリア
- 料金の目安(「◯円〜」でも構いません)
- 実績や事例が2〜3件
- 連絡先と、連絡してからの流れ
これだけあれば、検索した人の「この人で大丈夫か」には答えられます。立派さより、知りたいことが書いてあるかどうかです。費用の全体像は長野でホームページ制作を頼むといくらかかるかにまとめています。
判断のための3つの質問
迷っている方は、この3つに答えてみてください。
- いまの受注経路が半分になったら、困りますか? 困るなら、経路をもう一本作っておく理由があります
- あなたの屋号を検索したら、何が出てきますか? 実際にやってみてください。何も出てこないなら、それが今の状態です
- 月7,000円を、3年払い続ける価値がありますか? 3年で25万円ほど。その間に1件でも仕事につながるなら、判断は変わります
3つとも「困らない・不要」なら、いまは作らないほうがいいです。一つでも引っかかるなら、検討する価値はあります。
ちなみに、持っている人は半分くらい
従業員20人以下の小規模事業者でホームページを持っているのは約50%です(アイ・モバイル株式会社が中小企業6,744社を対象に行った2023年の調査)。「9割超」という総務省の数字を見かけることがありますが、こちらは規模の大きな企業が中心で、個人事業主の実感とはずれます。
つまり、まだ半分は持っていません。持っていないことが特別に遅れているわけではない、という話でもあり、持てば半分より前に出られる、という話でもあります。長野県だけを対象にした保有率のデータは見つかっていないため、ここは全国の傾向としてお読みください。
信州Webデザインの場合
初期費用0円(キャンペーン中)・月額7,000円〜で、制作から運用までお引き受けしています。サーバー・ドメイン・月2回までの更新が月額に含まれます。
この形にしているのは、個人事業主の方が一番詰まるのが作ったあとだからです。更新のたびに費用がかかると手を入れなくなり、情報が古くなって、結局使われなくなります。作って終わりにしないことを前提に設計しています。
買い切りとの比較は「買い切り」vs「サブスク」どちらが得かで数字を出して整理しました。プランの比較は料金ページにあります。一人で営まれている宿や体験施設については、長野市の民宿・観光施設のホームページ制作のページに載せる内容の考え方をまとめています。
最後にもう一度書いておきますが、相談したうえで「いまは要らない」となっても構いません。使われないサイトを増やすより、そのほうが健全だと考えています。
「うちは要るのか」の相談だけでも大丈夫です
初期費用0円(キャンペーン中)・月額7,000円〜のサブスク型HP制作。
サーバー・ドメイン・月2回の更新まで、この月額に含まれます。
ご相談・お見積もりは無料です。長野県内対応。